ここ数十年で最も成長しているコルチャグアヴァレー産のワイン
サンティアゴから車で南へ約2時間30分のところに位置するコルチャグアヴァレー。ここ数十年でもっとも成長している産地で、丘陵地に向かって今なお拡大を続けています。
コルチャグアヴァレーもまた、昼夜の温度差が大きいですが、海岸山脈に近い地域は冷たい潮風の影響を受け、フルーティーでバランスの良いワインが産出されています。
さて、勢いのあるこの産地でどのようなワインが造られているか見てみましょう。
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コルチャグアヴァレーで生産される主な品種
この地で生産されている主な品種として、カベルネソーヴィニヨン、メルロー、カルメネール、シラー、マルベックがあります。
メルローやカルメネールは優れた成果を上げていますが、この地域で得に優良と言われているのがカベルネソーヴィニヨンで、ここ数十年の間に同品種の栽培が飛躍的に拡大されています。
雄大なテロワールから造られるワイン
コルチャグアヴァレーは、巨大なアンデス山脈と太平洋の低い沿岸の間に位置します。
肥沃な平野部から離れ、痩せた土壌の丘陵地帯では厳しい自然条件の中から、糖分、タンニンの凝縮された葡萄より、プレミアムワインが生産されています。
特に、アバルタ、ニンケンといった産地は、世界的なワイン専門誌でも注目されています。この世界を魅了する地で外国投資も積極的に行われています。
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有名な企業もこの地を選ぶ
ラポストル・マルニエ
ラポストル・マルニエは、オレンジリキュラソーの代表格として世界中で知られる【グラン・マルニエ】の創業者のひ孫であり、マルニエ家の6代目でもある【アレクサンドラ・マルニエ・ラポストール女史】が設立したワイナリーです。
現在も「クナコ」という地で、今もなお家族経営によって運営が行われています。
フランスでのワイン造りの経験をいかし、チリのテロワールを重視したワイン造りを行っており、370haのすべての自社畑がオーガニック、収穫は手摘みと、テロワールの表現を念頭においてワインが造られています。
栽培では火山性の養分の少ないチリの土壌で、丁寧な生育コントロールをし、収穫の際も収量制限により凝縮味のある葡萄を実現、赤外線写真で生育状況もモニターで管理しています。
醸造に関しても自然な状態でワインに表現するため、光学式の選果台を導入し徹底した選定を行い自然酵母お使用するなど栽培、醸造においても一流の技術を用いワイン造りに取り組んでいます。
また他にもロス・チャイルド・ラフィテなど世界的に有名なワイナリーと地元ワイナリーとのジョイントベンチャーが実現されています。
コルチャグアヴァレーのワイン、まとめ
コルチャグアヴァレーは、近年非常に注目されているワインの聖地です。
葡萄を栽培する中で、非常に良いテロワールを兼ね揃えている地で造られる赤ワインの魅力に、海外の企業も見過ごす事が出来ないのでしょうね!
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