南アフリカワインの産地の一つでもあるウォーカーベイ。ホエールウォッチング(クジラやイルカを自然の中で観察すること)でも有名でもあります。

南アフリカでピノノワール、シャルドネと言えば、この産地が挙げられるのではないでしょうか。

さてウォーカーベイと言うあまり聞きなれないこの産地で、どのような人がどのようなワインを造っているのかご紹介したいと思います。

 

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ウォーカーベイ地域の特徴。

ウォーカーベイは、南アフリカ最南端に位置しています。大西洋を渡ってくる冷たい風の影響で、南アフリカでもっとも涼しい地域となります。

この冷涼の気候、土壌の質から、良質のピノノワール、シャルドネが造られています。ブルゴーニュワインが好きな方は、この地で造られるシャルドネやピノノワールを楽しまれるのも良いと思います。

生産者もこだわりを持って造られている方が多数います。

ウォーカーベイを代表するトップ生産者

ハミルトン・ラッセル

ウォーカーベイで初めてのワイナリーでもあるハミルトン・ラッセルは、1975年創設以来素晴らしいワインを造り続けています。

ぶどうの品種は意のノワールとシャルドネのみで、ピノノワール22ヘクタール、シャルドネ30ヘクタールのみの生産となります。

海辺の近くで平均気温の低い冷涼な気候で造られるハミルトン・ラッセルのワインは、収量を抑えて生産している所は少ないというぐらい低収量で上質なワインのみを生産しています。

世界中の高級ホテルやレストランで取り扱われており、ブルゴーニュファンでも十分楽しませてくれるでしょう。

 

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ラカ

ラカのワインは、発酵用タンクも様々な実験がしやすいように小さなタンクをいくつも使用しています。熟成用の樽も小さな樽を使用し、セラーは完全な空調設備で管理。

小さな単位で幾つものワインを造り、細かくチェックしながらブレンドしていく手法。

比較的濃くパワフルでありますが、一方で繊細で柔らかな面も持ち合わせています。

ニュートン・ジョンソン・ワインズ

ウォーカーベイに1985年に設立した家族経営の醸造所で、葡萄栽培に重きを置きテロワールが現れた極めて高品質な葡萄から素晴らしい品質のワインを生み出しています。

生産されるワインは、どの商品も質にこだわり少量生産。

日本に入ってくるワインの数も毎年決まっていて、問い合わせの絶えない人気ブランドです。

 

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クリスタルム

2007年に設立されたこちらも家族経営の小さなワイナリーです。

「素晴らしいワインはセラー内ではなく畑で造られる」という信条を共感できる葡萄生産者から葡萄を購入。

偉大な土壌と手の込んだ農法こそが凝縮感がありバランスのとれたワインを造り出す上での絶対不可欠な基本だと考えています。

醸造にもこだわりを持ち、ピノノワールは小さなタンクで発酵され、ブルゴーニュの1箇所の樽屋から購入したフレンチオーク樽で熟成しています。

シャルドネは、全房でブレスされ樽発酵し、その後瓶詰されるまで11ヶ月そのままにしておきます。すべて手摘みで天然酵母使用しています。

南アフリカ、ウォーカーベイワインの特徴 まとめ

ウォーカーベイは、例えるならフランスのブルゴーニュ地方。

気候も冷涼でピノノワール、シャルドネに適したテロワールは、造り手もブルゴーニュワインを意識した所を見受けられます。

どうしてもブルゴーニュワインとなると高価なイメージがあるので、ウォーカーベイで活躍される優良な生産者のワインをチョイスすれば、コストパフォーマンスを抑えつつ楽しい時間が過ごせるのではないでしょうか!

 

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