アルゼンチン、メンドーサ州ワイン特徴

世界第5位のワイン生産量を誇るアルゼンチン。そのもっとも重要な地と言っても過言ではないメンドーサ州は、アルゼンチンワインの7割はこの地で生産されています。

生活の中にもワインが浸透しており、メンドーサ市内にあるマクドナルドでは当たり前のようにワイン付きのセットが販売されている程です。今日はアルゼンチンワインの重要地でもあるメンドーサ州をご紹介したいと思います。

 

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メンドーサとは

アルゼンチン、メンドーサ州ワイン特徴2

出典:http://wine.ryotarotakao.com/archives/539

メンドーサ州の州都メンドーサは、アルゼンチン西部の遠くアンデス最高峰アコンカグアを望む標高約800mの高原地帯にあり、チリ側に向かうアンデス横断鉄道や道路の要地でもあります。

気候は温暖少雨の地中海性気候のため、葡萄栽培、ワイン醸造が盛んであります。メンドーサにあるワイナリーは1000箇所位あり、いずれも個性的なところばかり。

たいていのワイナリーはメンドーサ市内から少し離れたところにあります。旅行代理店や観光所案内でもツアーの紹介などありますので聞いてみても良いでしょう。その中で数あるワイナリーから私が気になるワイナリーを幾つかピックアップしてみたいと思います。

トラピチェ

アルゼンチン、メンドーサ州ワイン特徴3

トラピチェは1883年、アルゼンチンのメンドーサに設立されたワイナリーです。

フランスの葡萄の木の導入、ヴァラエタル(葡萄の品種)、ワインの生産、フレンチオークの輸入、ステンレスタンクの使用など、当時のヨーロッパ最高水準の技術を積極的に取り入れ、アルゼンチンで300年続いたワイン造りの歴史を変え、アルゼンチンが世界屈指のワイン生産国へと発展していくきっかけとなったワイナリーです。

アルゼンチンを代表するトップワイナリーではないでしょうか。トラピチェはアンデス山麓に1255ヘクタール超の自社畑を保有しています。

この地域はテロワールにも恵まれ、平均年間降水量はわずか223.2mmとかなり少ないですが、その分をアンデス山脈の澄んだ雪解け水がカバーしています。太陽の日照も十分で、標高が上がるにつれ葡萄の房はより強い日光にさらされています。

冷涼さとの相乗効果によってポリフェノールに富む葡萄の皮はより厚くなり、骨格のしっかりした複雑味豊かなワインを造ることが出来ます。

 

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ボデガス・ロペス

アルゼンチン、メンドーサ州ワイン特徴4

農業のエンジニアであったロペス氏が、1980年代からいくつかの畑に葡萄を植え始めた事が始まりです。一方でロペス氏の妻ロラの実家が長い伝統を持つ葡萄栽培農業であり、それら2つを合わせてボデガス・ロペスが誕生しました。

メンドーサで最も歴史があり、ヴィンテージワインの銘柄も多く、スパークリングワインに力を入れているのも特徴の一つです。大きなフランス製オークの樽がいくつも並んでいて、他のワイナリーでは味わえない重厚な雰囲気を体験出来るそうですよ!

ファミリア・スカルディ

輸出量がアルゼンチンでもトップクラスという大規模なワイナリー、ファミリア・スカルディ。1000ヘクタールもの畑を所有しており、アルゼンチンでは通常栽培されない品種も実験的に造っており、ここでしか買えない限定ワインも多数取り揃えてあるとか。

このワイナリーでは、テイスティングや郷土料理が楽しめるレストラン又、収穫体験、料理教室のほか、クラシックカーや気球に乗って葡萄畑を見学が出来たりするコースもあります。

アートギャラリーも併設しているなど様々な試みにトライする個性的なワイナリーです。

メンドーサ州のワイン まとめ

この他にも魅力的なワイナリーはあるメンドーサ州。アルゼンチンで7割ものワインを生産している地域だけあって、魅力が詰まった地域だと強く感じます。ここでもまだまだ知らない隠されたワインが沢山あるのは間違いないでしょう!

 

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