ニュージーランド、セントラルオタゴワイン特徴

ニュージーランドの南島南東部に位置するセントラルオタゴ。金の発掘で栄えた歴史のある地方で、世界最南端のワイン産地でもあります。

ブルゴーニュより冷涼でありつつ、強い日差しを浴びるこの地の季節は、寒暖の差が激しい乾燥した内陸性気候を生かし、世界でもブルゴーニュ、アメリカのオレゴン州とともに一流のワインが生産されています。

ゴールドラッシュの終焉とともに、一時は閑散としたエリアとなってしまいましたが、この土地にあったピノノワール種のワインが次々に産出され、セントラルオタゴは新たな名声を得るようになりました。

今日はそんなセントラルオタゴのワインをご紹介したいと思います。

 

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セントラルオタゴ地方の主要品種

ニュージーランド、セントラルオタゴワイン特徴2

【ピノノワール】

セントラルオタゴ地方は葡萄畑の7割以上で栽培が難しいと言われているピノノワールが栽培されています。

ピノノワールの栽培には、テロワールがとても重要で、どこでも栽培ができるわけではありません。石灰質や粘土質土壌を好む性質に加え、果皮が薄いためある程度日射量が少なめな冷涼気候の選定など、細かい条件が必要です。

しかしその反面、必要な気候条件の多くが判明してきているので、周りに他の品種が植わっていて、とある小さな特定の場所でだけピノノワールが栽培されたりもします。

【ピノグリ】

ニュージーランドで今もっとも急増している品種で、セントラルオタゴでも2番目の生産量を誇ります。

りんご、洋梨などフルーティな香りがとあわせて、はちみつのような甘い香りやスパイシーさも放つ濃厚なワインとなります。口当たりはなめらかで爽やかさとほろ苦さを感じさせる辛口―中辛口のワインとなります。

 

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【リースリング】

ドイツ原産の品種で、辛口から甘口と幅広く造られる品種です。セントラルオタゴではピノグリと合わせて高い評価を得ている白ワイン。青りんご、柑橘系のすっきりした酸味と香りを基本に、時折花や、はちみつの香りを放つ香り高いワインです。

【シャルドネ】

フルボディ辛口の白ワイン品種で、ニュージーランドでの生産量は3番目に位置し、ニュージーランド全域で作られています。柑橘系といったすっきりしたワインから、熟した桃、杏など石果のみずみずしいワインまで幅広い味わいのあるワインを造ります。

セントラルオタゴ地方の主な産出地

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セントラルオタゴ地方はクロムウェルやアレクサンドラ、マヌヘリキア、ロクスパラ、マニオトト、といった5つの地区から成り立ち、それぞれユニークな魅力と見せ所があります。

人口密度が1平方キロメートル当たり1.7人と言うニュージーランドでも特に低く、喧騒とは縁の無いなかゆったりとした時間の中で優良なワイナリーが上質のワインを造っています。

最後に・・・

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セントラルオタゴは一流の赤ワインを生産しているだけではなく、私個人もうひとつの魅力が有名なサイクリングコースがあること(ワインとはちょっと関係なくスミマセン)

【オタゴ・セントラル・レイル・トレイル】全長150kmもあるこのサイクリングコースは世界的にも有名でサイクリング目的に訪問する人々もいるそうです。

トレイル上と近隣には20を超える小さな町が点在し、地元の人々との交流を楽しみながらワインツアーが出来たらいいですね!

 

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