南オーストラリア州は、オーストラリア全土の収穫葡萄の半数近く(48%)がここで加工されており、葡萄の生産量と栽培面積はオーストラリアトップです。
ワインやぶどうに関する研究機関も全て州内にあり、まさにオーストラリアのワイン州と言てっても過言ではなく、州都アデレードは葡萄畑に囲まれています。
南オーストラリアはオパール採石で有名なクーバーペディなどがある州でもあります。そんな南オーストラリアのワインを今日は見てみましょう!
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南オーストラリアの主要産地
オーストラリアワインの中心である南オーストラリア州には15箇所のワイン産地があります。
【バロッサ・ヴァレー】【イーデン・ヴァレー】
【アデレード・ヒルズ】【クレア・ヴァレー】
【マクーラレン・ヴェイル】【ラングホーン・クリーク】
【ライムストーン・コースト】【クナワラ】
【パッドサウェー】【ラットンブリー】
【マウント・ベンソン】【ローブ】
【マウント・ガンビア】【カンガルー・アイランド】
【リヴァーランド】
この中で私が重要と思う産地を4つ紹介したいと思います。
【クレア・ヴァレー】
クレア・ヴァレーはリースリングが有名で、高品質のドライ・リースリングを生産することで知られています。柑橘系の風味、ミネラル、長い余韻をもたらす繊細な自然の酸味が特徴です。良質のワインは20年以上も保存が出来ると言うので驚きです!
他にもシラーズ、カベルネソーヴィニヨン、セミヨンなどもあります。シラーズは香り高く、力強さとしっかりとした骨格、かつ上品さを備えています。リースリング同様、良質のものは長期保存が可能です。
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【イーデン・ヴァレー】
バロッサ・ヴァレーの東部に広がり、やや標高の高い土地にあるイーデン・ヴァレー。こちらもクレア・ヴァレー同様リースリングが有名でオーストラリアの最高水準の長寿白ワインとして名高いです。
シラーズも良質のワインを生み出し、樹齢100年を超える古木から造られる【ヘンキチ・ヒル・オブ・グレース】は、オーストラリア屈指の赤ワインとして知られています。
【クナワラ】
クナワラの栽培品種は、当初はシラーズでしたが、現在は6割がカベルネソーヴィニヨンです。
クワナラの土壌はカベルネソーヴィニヨンと相性がよく、気候に関しても、南極からの冷たい海流がうち寄せ、夏の間中西風が吹き付ける海洋性気候となり、大半の葡萄は完璧な形で熟します。
【バロッサ・ヴァレー】
1842年まで遡る長い歴史を持つバロッサ・ヴァレーは、オーストラリアで最も有名なワイン産地の一つです。
同じバロッサ地区の中でも、エデン・ヴァレーは冷涼地向けの葡萄が栽培されていますが、バロッサ・ヴァレーでは、暖かな気候向けのシラーズが多く栽培されています。
バロッサ・ヴァレーワインの特徴は、フルボディの赤ワイン、酒清強化ワイン、芳醇な白ワインに分けられます。
その中で圧倒的に生産量が多いシラーズは、最高級クラスのワインが造られ、ソフトなタンニンとなめらかで濃厚な味わいが特徴、長期熟成にも耐えられます。
バロッサ・ヴァレーの歴史は1842年まで遡り、世界でも最古の部類に入る貴重な古樹が残っています。又、歴史を有するワイナリーも多く、中には6代に渡ってワイン醸造に関わるワイナリーもあります。
南オーストラリアワインの特集 まとめ
今回は南オーストラリア州についてご紹介してみました。オーストラリアワインを知るのに南オーストラリア州は重要な産地だと思います。
長い余韻をもたらす白ワインからシラーズから造られる濃厚な赤ワイン。皆さんも是非南オーストラリアのワインを味わってみてください!
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